子どものときから予防のために歯科へ行く習慣を付けましょう。

kimiko2

2017年10月16日 16:02

歯医者は歯が痛くなってから行くところと考えていませんか?初期の虫歯は、ほとんど自覚症状がありません。このため、歯が痛んだりしみたりしてから歯医者に行くと、虫歯がかなり進行している場合も多いのです。お口の健康を守るためには「治療よりも予防」が大切です。子どものときから予防のために歯科へ行く習慣を付けましょう。
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早期発見すれば早期治療できる
定期的にお口の検査を受けることによって、お口の中のトラブルを早く発見することができます。虫歯は早期発見すれば早期治療が可能になり、削る範囲も少なくてすみます。これにより、治療にかかる期間や費用も抑えることができるのです。

虫歯や歯周病を防げる
毎日歯みがきを行っていても、どうしても落としきれない汚れがたまってしまいます。定期的に予防歯科に通って歯のクリーニングを行うことで、虫歯や歯周病にかかるリスクを減らせます。またフッ素の塗布も虫歯予防に効果的です。

さまざまなお口まわりの悩みを解決できる
お口の中を定期的にクリーニングすることで、虫歯だけでなく、口臭なども防ぐことにつながります。また歯の表面を磨くことで着色汚れを目立たなくすることも可能。このように定期的なクリーニングは、お口のさまざまなお悩みを解消できるのです。
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歯周病の原因
歯周病は、口の中の細菌が引き起こす感染症の一種 です。歯と歯肉の間から侵入した歯周病の原因菌が 歯肉の炎症を起こし、さらに進行すると歯を支える 歯槽骨(しそうこつ)が溶けてしまいます。この際、歯周病菌への感染に大きな役割を果しているの が歯垢(プラーク)なのです。

歯垢は、虫歯の原因菌「ミュータンス菌」が栄養分として 糖を分解した際に作るネバネバ物質に、口の中のさまざまな細菌が棲みついて形成されます。このネバネバした歯垢は、うがい程度では落ちにくく、消毒薬や抗菌剤が効きにくいのが特徴です。さらに、外部に有害な物質を放出することで、歯肉の炎症を引き起こします。そのため、歯磨きの際に歯垢の磨き残しがあると、そこから歯周病菌への感染が始まるのです。