歯が長くなったように見える
歯周病とは、歯と歯茎の間に歯垢(プラーク)が溜まり、歯垢内の細菌に感染することで発症する感染症です。最近では生活習慣病として位置づけられており、若年層でも発症する人が増えています。歯周病には、初期段階には自覚症状が現れにくいという特徴があり、気がついた時には症状が進行した後だったというケースも少なくありません。そして、症状が進行すると歯を失うことにも繋がりますので、天然歯の維持にはこの歯周病の予防が不可欠であると言えます。
口腔内カメラ
歯周病セルフチェック
歯周病は自覚症状のない病気として知られています。そのため、初期段階では全く分からないまま、気付いた時には重症化していることが多いのです。早期発見すれば、歯磨きの徹底や歯石除去によって完治できることから、日頃のセルフチェックが必要 とされます。以下の8つの項目に当てはまる症状があれば歯周病が疑われるため、早めの歯科の受診をおすすめ します。
朝起きると、
口の中がネバネバしている
歯ぐきが赤く腫れている、
または時々腫れることがある
歯を磨く際に血が出る
口臭が気になる
歯ぐきを押すと膿が出る
歯ぐきに違和感がある、しっかり噛めない
歯ぐきが痩せて、
歯が長くなったように見える
歯がぐらぐらする
電気歯髄診断器
歯周病は一度かかると、完治させることはできません。だからといって、「予防」を諦める必要はありません。歯が健康な方の予防も、重度の歯周病にかかっている方の予防も、どちらも同じ「予防」です。予防はいつからでも始められます。今の進行度合いで歯がどんどん悪くなっていくのと、現状で食い止めて、そこからしっかりと予防に取り組むのとでは、将来の結果が大きく異なります。「歯周病にかかっているから」「歯が虫歯だらけだから」「もう年だから」と諦めず、「現時点からの予防」を始めるようにしてください。予防は、歯の状態、年齢、性別に関わらず、誰でも、いつからでも始めることができます。