2017年09月01日

最悪の場合は歯を失ってしまう可能性が高いのも歯周病の特徴です

歯質が溶かされる虫歯に対し、歯を支える歯槽骨(しそうこつ=顎の骨)が溶かされていくのが歯周病です。歯周病は、日本人の成人のうち約8割が罹患しているか、その予備軍と言われている感染症で、大人ならほとんどの方が注意したほうがよいお口のトラブルです。歯周病は、初期段階では自覚症状がないので、気づかない間にどんどん進行していくため、異変を感じた時にはかなり重症化しているというケースが少なくありません。最悪の場合は歯を失ってしまう可能性が高いのも歯周病の特徴です。
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歯肉炎
歯と歯肉の間や歯と歯の間にプラークが溜まることによって、歯肉が炎症を起こして赤く腫れあがります。また、歯を磨くと出血がみられます。歯周ポケット(歯の歯茎の溝)は炎症により緩くなり、引き締まりがなくなります。この段階では、歯を支えている骨への細菌の侵入はありません。プラークコントロールで歯肉が引き締まり、元に戻ります。
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歯周病初期
細菌は緩くなったポケットから進入し、歯の汚れ(プラーク)に入り込みます。そして、時間をかけて固まり、歯石になります。歯石は細菌の住処になると同時に、炎症を起こす有害なものです。この段階になりますと、ご自身のブラッシングだけでは元に戻りません。専門の器具を使って歯科医院でしっかりと取り除く必要があります。
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歯周病中期
歯周ポケット内の奥まで炎症が広がると、歯を支えている歯槽骨や歯根の周りの歯根膜に炎症が起き、口臭も強くなります。歯肉が剥がれて歯周ポケットが深くなると、歯根膜炎を起こし、噛んだときに違和感や痛みを伴うこともあります。骨に炎症が起きると、骨が徐々に溶かされていき、歯を支える骨が少なくなったり、炎症が強いときは歯が揺れることもあります。この段階では、スケーリングで治っても、歯肉が下がり、歯根が表に現れている状態です。それでも完治できない場合は、歯周外科手術が必要になることもあります。

歯周病後期
歯の揺れがさらに大きくなると炎症が強くなり、骨を溶かします。また、歯根膜の炎症も強くなり痛みが伴います。特に炎症が強いときは膿が出ることもあります。
この段階では、治療が難しく、残念ながら抜歯となる可能性もあります。



Posted by kimiko2 at 15:53│Comments(0)
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