2017年09月06日

歯根が露出し歯のぐらつきがひどくなる

さらに歯の奥まで炎症が広がると、歯を支える土台である歯槽骨が破壊され、放置していると歯が抜け落ちてしまうこともある病気です。しかも、恐ろしいことに歯周病は発症しても痛みがない為、自覚症状のないまま進行します。気が付いた頃には、歯周病がかなり進行してしまっているケースも少なくありません。

歯周病の原因
歯周病の原因は歯と歯肉の間に溜まるプラークと歯石です。
プラーク(歯垢)
プラークとは歯と歯肉の間に溜まる乳白色の粘性のある物で細菌の塊です。歯垢1mg中には10億ほどの細菌が存在するといわれております。このプラークの中に虫歯や歯周病の原因となる細菌がひしめいているのです。

バイオフィルム
バイオフィルムは細菌の塊である「プラーク」の強固な集合体です。時間の経過とともに、バイオフィルムへと変化します。だ液中の殺菌作用のある成分を寄せ付けず、虫歯や歯周病を進行させます。
生体モニター
健康な状態
歯と歯肉のすき間(ポケット)もなく、歯肉がひきしまっている。
軽度歯周病
歯肉が赤く腫れあがり、歯を磨いたり、硬い物を食べると出血することがある。
中度歯周病
ポケットの炎症が慢性化して骨が溶けはじめる。口臭もある。歯がぐらつくことがある。
重度歯周病
歯が浮いたような感じがする。歯根を支えている骨がほとんど溶けてしまう。歯根が露出し歯のぐらつきがひどくなる。

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、専用の器具を使った歯のクリーニングのこと。どんなに丁寧にブラッシングしても、「歯と歯の間」「歯ぐきの境目」「奥歯の裏側」などには、どうしてもプラークが残ってしまうことがあります。ご自身では除去困難なプラークを、歯科医師や歯科衛生士が専門器具を用いて徹底的に清掃し、健康的な歯を保ちます。
歯科用マイクロスコープ
虫歯や歯周病には初期に自覚症状がないため、自分では発症に気づきにくいものです。そこで当院では「定期検診」をおすすめします。歯は痛くなってから治療するものではなく、「治療する前に予防する」という予防歯科にも通じる考え方です。定期健診は、治療後の健康な口腔内状態の維持や歯周病などの再発防止に大変役立つだけでなく、口内状態の変化をいち早く発見して、早期治療を施すこともできるのです。



Posted by kimiko2 at 17:08│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
歯根が露出し歯のぐらつきがひどくなる
    コメント(0)