2017年09月11日

歯と歯肉の境目に細菌の塊であるプラークが付着し続け、歯周組織に炎症を起こします

歯周病とは、プラーク(歯垢)の中にいる細菌によって、歯を支える歯周組織や歯槽骨が破壊される病気です。進行していくと歯を支える骨が失われ、最後には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は健康にも影響を及ぼします。歯周病は生活習慣病です。口腔内だけでなく全身の健康にも影響を及ぼします。

歯周病の原因は
プラーク
歯と歯肉の境目に細菌の塊であるプラークが付着し続け、歯周組織に炎症を起こします。

歯肉炎とは
歯周病の初期の状態を指してこう呼びます。
歯肉炎では、プラークや少量の歯石がたまり歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりします。歯肉が赤く腫れていても、まだセメント質、歯根膜、歯槽骨の破壊は起こっていない状態です。
マイクロモーター
軽度歯周炎とは
ポケットが3~4mm程度で、歯槽骨の破壊(歯の根を支えている骨が溶けている)が起こっている状態です。基本治療によって、ほとんどが完治します。この状態が進むと、中等度歯周炎になります。

中等度歯周炎とは
歯周ポケットが4~5mmで、歯槽骨の破壊が起こっている状態です。 歯肉炎に比べ、歯ぐきの腫れ・出血・膿が出る事があります。歯の動揺(歯が前後左右に揺れる)を伴う場合もあります。

重度歯周炎とは
ポケットが6~7mm以上で、歯槽骨の破壊がかなり進んでいる状態です。重度歯周炎では、歯や根っこには多量の歯垢や歯石が付着し、歯周組織の著しく破壊されています。
支えを失った歯は、前後左右に揺れるばかりではなく、上下にも揺れます。 そのため、噛むと痛くて物が噛めないようになることもあります。臼歯の根分岐部(奥歯は根が2つあるいは3つあり分かれており、“また”の部分を根分岐部といいます)まで組織の破壊が進むと治療が複雑となります。根分岐部が3/4以上の破壊され、上下に歯が動くようになると歯の保存が困難になります。(抜歯の適応)
コントラ 歯科
歯周病は、予防でき治療も可能です。
歯周治療は急速な進歩を遂げ、以前は「不治の病」とさえ言われてきた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。歯周病の特徴でもある一番恐ろしい点は、初期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。痛みや腫れの症状が出てくるのは、軽度歯周炎以降になってからがほとんどです。



Posted by kimiko2 at 16:37│Comments(0)
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