2017年09月18日

歯周病は進行の度合いによって、「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます

歯周炎は歯肉炎がさらに進行したもので、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。

歯肉炎
歯周ポケットにバイオフィルムが付着して、歯茎が炎症を起こした状態です。自覚症状はほとんどなく、歯茎がほんのり赤く腫れて、症状によっては出血もあります。改善するためには、適切な歯磨きと歯科医院での定期的なPMTC(歯のクリーニング)が必要です。

歯周炎(歯槽膿漏)
歯肉炎が進行し、歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されます。歯がグラグラしたり、歯茎から膿が出るなどの症状があります。歯を直接支える歯周組織が破壊されるため、歯を残すためには本格的な治療と患者様の努力が必要です。

歯肉溝と歯周ポケット
歯と歯茎の隙間を歯肉溝と言います。健康であればその深さは2mm程度ですが、歯周病になると、歯肉溝に入り込んだバイオフィルムによって歯周組織が破壊され溝が深くなっていきます。この深くなった歯肉溝は歯周ポケットと呼ばれ、歯周病の進行状態を見極めるバロメーターの一つとなっています。重度の歯周炎になると、歯周ポケットの深さは10mmにもなることがあります。
歯科治療器具
以下の項目は歯周病の症状ですので一つでも当てはまる箇所があれば一度歯科でご相談することをお勧めいたします。
ブラッシング時に血が出ることがある。(炎症)
歯にものがはさまるようになってきた。(歯ぐきの痩せ)
歯の根元が見えてきている。(歯ぐきの痩せ)

口臭を指摘されたことがある。(膿)
歯がグラグラする。(歯ぐきの骨の痩せ) 
咬むと痛い。(炎症)
口腔内カメラ
スケーリング
スケーラーとよばれる金具を使い、歯ぐきや歯周ポケットの内側に溜まっている汚れやプラーク、歯石を、歯を痛めないよう細心の注意を払って除去します。治療後は、歯の表面をなめらかにするルート・プレーニングを行うことによって、細菌の付着を防ぎ、お口の中全体に、爽やかさが広がります。虫歯や歯周病はもちろん、お口の中のイヤなにおいも防いでくれますので、口臭が気になる方にもおすすめです。歯石の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、一度付着するとなかなか落ちません。歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善します。



Posted by kimiko2 at 16:23│Comments(0)
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歯周病は進行の度合いによって、「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます
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