2017年10月02日

歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼすことがわかっています。

歯ぐきが腫れ、出血しやすくなり、硬いものが噛めない、口臭が出てくるなど、お口の不快な症状に止まらず、体全身にも影響を及ぼすことが分かってきました。歯周病のお口の中は慢性的な炎症状態で、常に歯ぐきから膿が出ています。その中には細菌などのさまざまな有害物質が入っており、それが毎日のように体の中へ、血液を介したり飲み込んだりして侵入していきます。その結果、心臓病や脳血栓・糖尿病などを引き起こしたり、悪化させるという報告が出ています。

口腔内にひそむ歯周病菌は口腔内から血管や気管に入ることで身体中をめぐり、さまざまな全身疾患や症状に影響を及ぼすことがわかっています。

糖尿病
歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼすことがわかっています。

肺炎
歯周病菌が気管から肺に入り込むと、肺で炎症が起こり、誤嚥(ごえん)性肺炎を引き起こすリスクがあります。
歯科用マイクロスコープ
早産・低体重児出産
女性ホルモンの影響により妊娠中は歯周病になりやすい傾向にあります。歯周病菌は子宮の収縮を促進するので、早産や低体重児出産を引き起こすリスクがあると考えられます。

歯周病に気付くポイント
歯周病はむし歯とは違ってはっきりとした痛みがなく、気づきにくい病気です。気づいたときには病気が進行してしまい、歯が抜ける寸前だったというケースもあります。

・歯を磨くときに出血がある
・固いものを噛むと痛みを感じる
・口臭が気になるようになった
・歯がぐらつく感じがする
遠心鋳造機
軽度・中度時の治療
軽度・中度時にはスケーリングとルートプレーニングという治療を行います。
スケーリングは、スケーラーという専用器具を使って、歯についている歯垢や歯石を取り除く治療方法。

また歯周病が進行して歯周ポケットが深くなっているとき、スケーラーでは除去できない場合があります。そんなときには、スケーラーとは違った器具を使って歯の奥深くにある歯石や歯周病菌に感染した歯質を取り除きます。この治療をルートプレーニングと言います。これらの治療で歯石を除去するとその部分の炎症が治まり、症状が重くなければ改善することが多いです。



Posted by kimiko2 at 16:02│Comments(0)
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