2017年10月03日

歯の根から半分のところまで破壊され、歯がぐらぐらしてきます

歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯茎が腫れたり、出血したり、最終的には歯周組織が破壊されて歯が抜けてしまう病気です。歯肉炎、歯周炎とも呼ばれています。日本の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。 歯垢(プラーク)は時間が経つと歯磨きでは取り除くことができない歯石になります。歯石自体は歯周病の原因ではありませんが、歯みがきでは除去できないため、周囲のプラークの除去を困難にします。

軽度の歯周病 歯周ポケット:4mm~5mm
歯周病菌が歯の組織に侵入すると、
歯を支えている土台(歯肉や骨)が破壊され始めます。

中等度の歯周病 歯周ポケット:5mm~7mm
歯周ポケットが拡大し、炎症が酷くなります。
歯の根から半分のところまで破壊され、歯がぐらぐらしてきます。
ハンドピース
重度の歯周病 歯周ポケット:7mm~
炎症はピークを迎え、腫れは引きません。
歯の周りの骨がほぼ破壊され、歯は抜ける寸前です。

1.歯周ポケット診査、レントゲン撮影、口腔内写真撮影
歯周ポケット診査、レントゲン撮影、口腔内写真撮影を行います。歯周病の原因は1人1人異なりますので、治療していく前に検査を行い、1人1人に適した治療を行っていきます。

2.プラークを除去
歯周病の原因は歯垢(プラーク)なので、プラークを除去し付きにくくすることが治療の基本となります。歯科衛生士による歯みがき指導や歯間ブラシ、デンタルフロスなどで改善をはかります。簡単に落とせる歯石やプラークを落していき、検査にて改善を確認します。軽度の歯周炎の方はここまでで治療が完了します。
口腔内カメラ
歯周病の注意点は、初期の段階で自覚症状があまりないことです。歯ぐきから出血したり、硬いものを噛んだときに食べ物に血が付いた、歯ぐきが腫れている、口臭がするなどは、歯周病の重要なサインです。初期の段階では、適切なブラッシングを行うことで歯ぐきは治ります。早期の治療が一番大切です。治療後の健康な歯を維持するためには、定期的なメインテナンスが必要です。3ヵ月に一度は、歯と歯ぐきのチェックとクリーニングをして、大切な御自身の歯を守りましょう。



Posted by kimiko2 at 17:27│Comments(0)
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